老人の会話
2005/5/30(月) 午後 6:36 | オスカーの観察日記 | 小説
店にやって来た老人達の会話じゃ。なかなか面白いことを話しておったので、紹介しておこう。
A 「いやー久しぶりやなー」
B 「ほんまやなー」(実はこの老人達毎日のように会っておるのじゃ)
A 「なんど変わった事ありまっか?」
B 「おー、わしらでも入れるえー保険が出たで」
A 「どないな保険でんねん」
B 「あそこの保険言うんやけど、八十でも入れられるらしいんや」
A 「あそこに入れられるんかいな?、わしら、八十前やけど、もうた起たへんで」
B 「それが、八十でも入れられるとパンフレットに書いてあるんや」
A 「それがほんまやったら、入ってもええけど、掛け金はなんぼやいな」
B 「金額のとこは、字が小もうてよう見えんのやけど、このパンフレットや」
B老人はポケットからしわくちゃになった一枚のパンフレットを取り出しA老人に示した。
儂の居るテーブルに広げたので儂からもよく見えたが、それはアリコの保険のパンフレットじゃった。
本日はこれにて。